美しい里山を守りつづけるために
NPO法人 ひずるしい鎮玉
北区引佐町の鎮玉地域で、川で結ばれたホタル舞う美しい里山環境をめざして活動をしています。
はじまりは。。。
ひずるしい鎮玉が活動する地域は、的場四方浄(まとばしほうじょう)、田沢、別所、久留女木の4地区からなります。鎮玉地域は、静岡県西部一のホタル生息地となるほどの豊かな自然環境と、国重要指定文化財の歴史的建造物も数多く残されています。2012年には新東名と三遠南信道路が開通し、交通の要所にもなりました。
しかし、急速に少子高齢化が進み、3つあった小学校が一つに合併し、高齢者だけの世帯も増えつつあります。それに伴い、農地や山林が荒れて美しい里山の風景が失われつつあり、獣害による農作物の被害も年々深刻になっています。
「これは何とかしなくては!」と考え、団塊の世代を中心に、NPO法人を2013年2月に設立しました。
こんな思いでやっています
浜松市の「中山間地域まちづくり事業」として「田舎ゆったりプロジェクト」が採択され、2013年10月から2022年3月までの8年半、地域の活性化に取り組むことになりました。
「田舎ゆったりプロジェクト」では、様々な地域資源である「地域の宝」を発掘しながら、まちとの交流人口を増やしていき(目標は年間2000人)、鎮玉応援団を100名集め、ゆくゆくは定住人口や働く場を増やしていきたいと考えています。
地元の言葉で“まぶしい”“かがやかしい”という意味です。鎮玉地域の魅力を発掘・創出し、多くの人が訪れるような“ひずるしい”地域にしようという意味をこめています。
こんな活動をしています
- 1.地域の魅力をつくりだす「川」事業
- 的場四方浄、田沢、別所、久留米木の各地域にはそれぞれ川が流れており、それらの川がつながって都田川に流れこんでいます。
川の周辺では、「ホタルの舞う里」をめざす河川環境整備や希少な水生生物を保全するためのビオトープづくり、小中学校と協働した環境学習ガイドブックの作成などを行っています。
- 2.地域の魅力をつくりだす「農」事業
- 遊休農地に「田んぼオーナー制度」をつくり、お米づくりの作業体験を受け入れています。浜松市の街中や名古屋などから300人以上が参加して、一緒に農作業や収穫祭を行いました。今後は、遊休農地の管理や作業代行、山林の有用植物の活用などにも取り組みます。
- 3.地域の魅力を伝える「里」事業
- 他地域への発信のために、“地域の宝”を発掘・アピールする交流事業を企画しています。2013年には東京の恵泉女学園大学の学生さんたちを受け入れて、地域の魅力を探すツアーを行いました。
「鎮玉応援団」の募集、北区初の農家民宿「ログハウスあきら」の運営、新規定住者の誘致などを行っています。
合併してできた引佐北部小中学校は、1学年20人足らずの小さな学校ですが、学校の特色として地域のひと・こと・ものを知り、将来をみつめる「ふるさと科」という教科があります。
ひずるしい鎮玉では、常葉大学の先生と学生の協力を得て、小中学校と協働した環境教育にも力を入れています。
参加するには。。。
- ・田んぼオーナー制度に参加する
・鎮玉応援団になる
・イベントに参加する - 地域外からの参加・応援を募集しています!詳しくはWeb、Facebookをご覧ください。
■ こんな団体です ■
- 活動分野
- まちづくり、河川・湖沼・海、森林里山、観光、食・農林水産、経済活動の活性化
- 活動対象
- 一般
- 活動地域
- 北区(鎮玉地区)
- 設立年
- 2013年2月
- 会員構成
- 会員 21名(正会員 個人19名、法人2団体)
- 会費
- 正会員 個人 年会費5000円、入会金20,000円
- 運営スタッフ
- 非常勤(有償)1名
- 総事業支出額
- 10,954,207円('22年度)
6,096,875円('21年度)
5,033,137円('20年度) - 内閣府NPO法人ポータルサイト
- 外部サイトへのリンク
- 代表者名
- 萬立 芳朗
- 連絡先
- (住所)〒431-2533 浜松市浜名区引佐町四方浄30番地の12
(電話)053-544-1045
(FAX)053-544-1046
(Eメール) info@shizutama.jp
(ホームページ)http://shizutama.jp/
(Twitter)@NPO_Shizutama
(Facebook)https://www.facebook.com/shizutama0214