小さな街の、大きな財産
姫街道の松並木を考える会
(姫まつ倶楽部)
人も街も元気にする、地域の魅力について考えます。
はじまりは。。。
三方原台地を横切る姫街道は、いにしえのロマンを感じる響きがあります。2003年6月のある早朝、浜松市の中区と北区の境、追分交差点を起点とする「姫街道の松並木」の入口にある一本の松が、樹芯の空洞化により倒れたことがきっかけとなり、地域の人たちの生活と松との共生を考えるプロジェクト「姫まつプロジェクト」が立ち上がりました。
地元の人たちを中心に、自治会役員や商工会メンバー、市議、市教委など様々な人を巻き込んだプロジェクトは、松並木に対してのみんなの本音を引き出し、地域の問題解決に向けて動き出しました。その中から、自分たちにできることから実行して行こうという思いのもとに生まれたのが「姫街道の松並木を考える会(略称:姫まつ倶楽部)」です。
松並木と地域の人々
明治維新のあと、徳川の幕臣たちが入植して開かれた三方原台地。それにちなんだ葵西、葵東、葵が丘などの地名が残る地域に、松並木が残されています。かつては街道の両側にあり、松葉を集めて煮炊きをするなど、松並木は住民の生活になくてはならないものでしたが、道路拡張のために三方原側は切られてしまいました。
浜松市の指定史跡文化財となっている姫街道の松並木は、現在200本あまり。台風や大風、大雨のあとは、松葉が落ちて大変です。これまでも老人会など住民の有志が、松の周りをきれいに掃除する活動を行なってきました。
「姫まつプロジェクト」では、松並木講座を開講して、樹木医が1本1本カルテを作成したり、地域住民への調査活動としてアンケートを行ったりしました。松が倒れたことは地元の人たちにも大きなショックだったようで、松並木の保存に対しても賛否両論、住民一人ひとりの様々な思いが浮かび上がってきたのです。
明治維新のあと、徳川の幕臣たちが入植して開かれた三方原台地。それにちなんだ葵西、葵東、葵が丘などの地名が残る地域に、松並木が残されています。かつては街道の両側にあり、松葉を集めて煮炊きをするなど、松並木は住民の生活になくてはならないものでしたが、道路拡張のために三方原側は切られてしまいました。
浜松市の指定史跡文化財となっている姫街道の松並木は、現在200本あまり。台風や大風、大雨のあとは、松葉が落ちて大変です。これまでも老人会など住民の有志が、松の周りをきれいに掃除する活動を行なってきました。
「姫まつプロジェクト」では、松並木講座を開講して、樹木医が1本1本カルテを作成したり、地域住民への調査活動としてアンケートを行ったりしました。松が倒れたことは地元の人たちにも大きなショックだったようで、松並木の保存に対しても賛否両論、住民一人ひとりの様々な思いが浮かび上がってきたのです。
こんな思いでやっています
「姫まつ倶楽部」は、姫街道の松並木をこれからどうするのか、松並木だけでなく“まちづくり”という大きな視点で考えるためにスタートした活動です。
“松と私たちの生活の共生”をテーマに、地域の人たちの声を聞き、今まで隠れていた地域の良いところを掘り起こして行きたいと考えています。
250年の歴史を刻む大木
姫街道の松並木は、アスファルトの地面に生息しています。根のすぐ近くまで家やブロック塀が立っていて、道路に面しているため排ガスの影響もあります。そんな厳しい条件で生きている松並木ですが、一番古い木はなんと推定250歳!を超えるものもあります。江戸時代から人々の生活を見守ってくれている松を、これからも大切に残して行く使命があるのです。
姫街道の松並木は、アスファルトの地面に生息しています。根のすぐ近くまで家やブロック塀が立っていて、道路に面しているため排ガスの影響もあります。そんな厳しい条件で生きている松並木ですが、一番古い木はなんと推定250歳!を超えるものもあります。江戸時代から人々の生活を見守ってくれている松を、これからも大切に残して行く使命があるのです。
こんな活動をしています
- 1.子どもたちに伝える
- 松並木沿線の小中学校や協働センターで、毎年課外授業を開講。松並木を歩くフィールドワークも実施します。時には、松葉を使った遊びや、松ぼっくりのリースづくりをお年よりから教えてもらったり、松葉の焚き火で焼き芋を焼いたり、楽しみながら、松の木や松並木のことを伝えています。松の根元に育った実生の松を、小学生の手で育てる事業も、お手伝いしています。
- 2.姫街道の清掃活動
- 姫街道の松並木が、地域の人たちみんなの誇りとなるように、きれいに保つための清掃活動を行っています。奇数月の第3日曜の7:00~8:30、葵西4丁目の葵西会館駐車場(葵西小学校校庭北西)に集合です。
- 3.姫まつ講座
- 姫街道や地域の歴史を学ぶ講座です。地域の人だけでなく、磐田・市野・細江・三ヶ日・豊橋・豊川など、姫街道つながりで興味を持っている人たちと共に、フィールドワークを行いながら楽しく学びます。自分達が住む町なのに、意外なところに意外な発見をする喜びがあります。
- 4.写真展の開催
- 松並木の風景や、松並木をめぐる生活風景など、今と昔の写真を集めて、協働センターまつりなどで写真展を開催しています。大正時代の貴重な写真や、人々の生活の移り変わりが感じられる写真などがあり、地元の人にも悦ばれています。
- <<委託事業、補助金・助成金事業など>>
- 協働センター委託事業、浜松市地域向上事業、各種助成事業等に応募して、広く市民に伝える活動をしています。
参加するには。。。
- 清掃ボランティアをする
- 参加費無料。ただし、保険加入有りのため要事前連絡ください。
- 姫まつ講座に参加する
- 一緒に姫まつ講座で歴史を学びましょう。姫街道ウォークも行ないます。お姫様が通った道を、あなたも歩いてみませんか?
- 写真を提供する
- 姫街道の松並木の風景や、松並木をとりまく人々の生活を切り取った写真を、写真展で披露してみませんか?!松の木が写ってなくても、アラウンド姫街道でOKです。
- 会員になる
- 随時入会を受け付けています。定例会は毎月第3月曜 19:30~。姫街道や松並木に興味がある人はもちろんのこと、姫まつ倶楽部のメンバーとして、会の運営や活動の中心を担ってくれる人を募集しています。
団体からのメッセージ
松は生き物です。毎年何本かの松が倒れてしまいます。いずれ200本を割り、孫たちが大きくなった時、1本の松も残ってない状況があるかもしれません。そうなる前に、何かをしなければならないという思いで、活動をしています。姫街道の松並木を「姫街道の松並木跡」にしないために。
松は生き物です。毎年何本かの松が倒れてしまいます。いずれ200本を割り、孫たちが大きくなった時、1本の松も残ってない状況があるかもしれません。そうなる前に、何かをしなければならないという思いで、活動をしています。姫街道の松並木を「姫街道の松並木跡」にしないために。
こんな団体です
- 活動分野
- まちづくり、森林里山、観光、社会教育、清掃、文化、歴史
- 活動対象
- 一般市民
- 活動地域
- 浜松市中区と、北区の境にある姫街道の松並木を中心とするエリア、及び三方原台地、姫街道全域(東区、西区の一部も含む)。
姫街道は、磐田市見付~浜松~豊川市御油の範囲なので、それらの地域との連携も行う。 - 設立年
- 2003年7月29日
- 会員構成
- 12名 50代~70代が中心
地域の住民をはじめ、自治会役員、商工会役員、商店主など、様々な人たちが参加しています。 - 会費
- 正会員:定例会(毎月第3月曜日19:30~21:00)に参加できる方。年会費 500円。
賛助会員:会の活動に賛同できる個人、企業など。賛助金額は任意。
ボランティア会員:清掃活動のみに参加できる方。会費無料。 - 運営スタッフ
- 非常勤3~4名程度
- 代表者名
- 藤田 伸哉(ふじたしんや)
- 連絡先
- 事務局(担当:竹内 康晴)
(住所)浜松市中央区葵西4-1-89(中日ニュースセンター浜松葵ステーション内)
(電話)053-430-1400
ブログ管理担当:藤田 伸哉
(電話) 053-436-7865
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(2017年3月現在の情報です)