自然豊かな里山景観を再生
椎ノ木谷保全の会
富塚町の新川流域に現存する6.8haの里山で、里山景観の復元再生と貴重生物の保護活動を行っています。
はじまりは。。。
椎ノ木谷はうっそうとした森林や竹林、河川、湿地があり、多様な生き物が生息する自然環境です。高校のグラウンド開発計画をきっかけに、2000年に浜松市が「自然環境資源調査」を行ったところ、希少動植物が多数見つかり、2002年に「緑地保全市民検討委員会・ワークショップ」を設置し、市民と共に保全のあり方を検討してきました。
2003年に「椎ノ木谷保全の会」を設立し、市民と行政が協働して「緑地保全基本計画」を策定し、椎ノ木谷地区の保全活動を進めるようになりました。2005年には、静岡県で初の「特別緑地保全地区」に指定されました。
こんな思いでやっています
希少種の保全だけでなく、昭和30年代頃の里山景観の復元を通して、自然と人間の共生の在り方を模索しています。市民の憩いの場や自然学習の場として活用することを目指し、貴重な生物が生息できるための環境整備や、放棄水田の復元・耕作を、1)体験ゾーン、2)保全ゾーン、3)観察ゾーンの3つにエリアを分けて取り組んでいます。
月2回の活動日は、高校生から高齢者まで毎回20人前後のボランティアが、楽しみながら汗を流して活動しています。
こんな活動をしています
- 1.里山保全活動
- 月2回、第二と第四日曜日9:00~12:00に里山保全活動を行っています。
植林地の手入れ、水田・畑地の耕作、広場の草刈り、竹林の管理、外来種の駆除などの野外作業です。 - 2.運営会
- 月1回、活動日の後に開催しています。
- 3.保全地区の管理運営(浜松市委託)
- 毎週土曜午前に管理棟とトイレの管理清掃などを行っています。
- 4.椎ノ木谷キッズ
- 緑の広場や森の中での楽しいネイチャーゲームを通して、自然にふれ、自然を知って、自然を大切にする心を育む活動です。年5回程度。
- 5.自然観察会
- 地域の小学校や公民館などを対象に観察会を行っています。
- 6.浜松市職員 新採用職員研修
- 浜松市がその年度内に新しく採用した職員に対して、市民協働や環境保全活動に関する講義をした後、保全地区内で田作りや竹林整備の実習を指導しています。平成26年度は、約70名参加しました。
- 7.季節のイベント
- 筍堀り、梅収穫、さなぶり、芋煮会、忘年会など、椎ノ木谷の収穫物を使ったイベントを季節ごとに行っています。
参加するには。。。
- 活動に参加する
- 第2、第4の活動日はボランティアを募集しています。申し込みは不要。用具はありますので、軍手・飲み物をご持参の上、帽子・長袖・長ズボン、防寒/防暑/虫よけ対策をしてご参加ください。雨天中止。
椎ノ木谷キッズ、観察会については、お問い合わせください。 - 会員になる
- 継続して参加する場合は、会員になって保険に加入し、安心して活動ができるようにしています。
こんな団体です
- 活動分野
- 河川・湖沼・海(水環境)、森林里山、食・農林水産
- 活動地域
- 浜松市中区富塚町 椎ノ木谷地区
- 活動対象
- 一般、子ども、青少年
- 設立年
- 2003年7月26日
- 会員構成
- 会員 111名 冨塚周辺住民が多い
- 会費
- 正会員 2,000円(保険代含む)、家族会員 1000円、高校生 1000円、中学生以下:人数に関係なくあわせて一律600円、賛助会員(個人)1口1000円
- 運営スタッフ
- 幹事 12名(互選,ボランティア)
- 代表者名
- 倉田 恵次(くらた けいじ)
- 連絡先
- (電話・FAX)053-474-0969
(Eメール) shiinokiya @gmail.com
(ブログ) http://blog.goo.ne.jp/shiinokiya
(キッズ) https://www.facebook.com/shiinokiyakids
(2023年12月現在の情報です)