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スマイルスポーツクラブ


放課後の外遊びを通して自分自身を表現できる場

スマイルスポーツクラブ


小学生を対象にした、スポーツ遊びや伝承遊び(主に鬼ごっこ)を通して、運動やコミュニケーションを学びます。


はじまりは。。。

子どもの放課後実態調査で「外遊びをしなくなった」ということが分かりました。半数以上の子どもが外遊びをできていない。放課後の外遊びは重要との認識があります。はじめはゼミでやっていたのですが、いまでは学生たちが主体、サークルのような感じでやっています。

こんな思いでやっています

スポーツクラブだと特定の種目を一年間やることが多いけれどここは違います。運動が苦手な子でも「体を動かすのが楽しいな」という部分を大切にしよう。この場でスポーツを通して仲良くなる経験をしてもらって、このクラブが自分にとって大事な場所になってくれればいいかなと思っています。

スタッフの学生は高校時代からいろいろなボランティア活動をやっている子が多いです。この活動は学生たちが運営しているのですが、教えるというよりは「一緒に遊ぶ」という感じです。大学生だと「見守る」とか「困ったときに助ける」という役割を担わされてしまいますが、学生が一緒に遊んだほうが子どもは喜びます。学生が真剣にやると「お兄さんすごいな!」という憧れのような感情も生まれます。

こんな活動をしています

毎週水曜日、スポーツ遊びや伝承遊び(主に鬼ごっこ)、春夏の合宿や親子で楽しめるイベントなどです。日々試行錯誤勉強しながらやっています。年間35回くらい行います。大学生13人くらいで運営しています。

スマイルスポーツクラブの活動

おにごっこはルールさえわかればだれでも遊べるし、捕まえること逃げることなど役割があります。子どもたちにとっては役割があるから、球技のように「ボールがうまく投げられないから参加できない」ということはなく、誰もが参加できます。異学年でも学校が違っても、大学生が入っても抵抗なく遊べるという不思議な魅力があるのが鬼ごっこです。

夏と冬は、希望者を募って2泊3日の合宿を行います。夏は西伊豆町の廃校になった学校を宿泊施設で行います。東海道線、駿河湾フェリーなど公共交通機関を使って向かいます。海水浴場で遊んだり、変化にとんだ旅をしたりしています。冬は長野県の高遠で雪遊びをしています。

学生がプログラムを用意しています。学生がやってみて全部がうまくいくとは限りません。参加している子どもたちから「こうした方がいいよ」と言われることもあります。そこで修正しながらより楽しいものにしていくようにしています。それが本当の遊びだと感じています。

活動の様子は大学生がLINEで報告しています。学生の発信だけではなく、保護者が当日の様子を伝えるなど親同士のコミュニケーションもLINE上であります。

いつも大人がいて「大人の言うとおりにできてよかったね」というものは、子どもは面白くないと感じます。子ども達がいろいろ想像しながら、失敗しながらやるのは、今の時代には貴重だなと感じます。

ここで運動能力が伸びたというよりは、子どもたちが「90分楽しいな」「学生と一緒にやるが楽しいな」と思ってもらうのが一番いいかなと思います。

コーヒーカップ 学生さんたちに「大変なことは?楽しいことは?」を聞きました。

「サークルの勧誘でチラシを見て参加することに決めました。大変なことは、遊びの場なのですが守るべきことは守ってほしいと伝えることです。子ども一人ひとり個性があり、輪の中に入るのが苦手だったり、手をあげてしまったりする子がいます。そのような子にコミュニケーションを教えるのが大変だと感じます。修行のようなものですね(笑)。楽しいことは、子どもと一緒に遊ぶことがです。これが一番です!」

参加するには。。。

一般募集はあまりしていません。口コミが基本です。いきなり入るのではなく、一回やってみて次の週に正式にはいることを決めてくださいと言っています。

団体からのメッセージ
ここは遊びの場なので、子どもたちが大学生をあだなで呼ぶこともあります。遊ぶときは対等・平等、学生も子どももそれを大事にしています。
みんないい子なんです。学校でもいい子だし、親の前でもいい子になっている。そうではなくて自分の素を出せる、怒り笑ったり叫んだり、時にはぶつかってケンカするのもあってはいいのではないかと思います。自分を飾らないオープンにできる場所になってほしいと思います。
スマイルスポーツが習い事の中で一番だと言ってくれると嬉しいです。
こんな団体です
連絡先
浜松学院大学 教務課 学生グループ までお問合せください。
(住所)浜松市中央区布橋三丁目2番3号
(電話)053-540-3938
(2022年3月現在の情報です)