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森のプロ集団

TENKOMORI
(天竜これからの森を考える会)


天竜の林業・木材流通関係者で結成した「森のプロ集団」です。森や山に関する正しい知識を楽しく広める活動をしています。


はじまりは。。。

「小学校で子供たちに林業のことを伝えてほしい!」浜松市森林課(当時)からの依頼に、天竜区の製材会社で森林環境教育に関心を持つ若手社員が名乗りをあげました。浜松市の出前講座の講師として、小学生150人の前で山仕事や製材について話をしたのが最初です。

天竜の森のすばらしさ、木を使うことの大切さを伝えるために、山主・林業・製材業・工務店・大工など、天竜の木とともに生きる若者が集い、団体のメッセージがストレートに伝わるTENKOMORI(てんこもり=天竜これからの森を考える会)を正式名称として本格的なスタートを切りました。

経験を重ねて、よりよいプログラムに
初の出前講座を終えたあとのつぶやきです。「最初はみんな興味を示してくれるか心配だったけど、予想以上に興味を示してくれたので嬉しかったです。でも、まだ勉強不足でうまく説明ができなかったので、もっと勉強をして森林のことを教えていけたらなぁと思います」
伝えたいことは山ほどあるけれど、どうしたら心に響くのか―。夢中で話すうちに、うっかりと日頃使っている専門用語も飛び出してしまう―。言葉で説明するより体験からと、体育館にスギやヒノキを持ち込んで小さな森を再現しました。チェーンソーがうなり、生徒から選ばれた数人によって高さ5mの若木が切り倒されて、取り囲んだ生徒達から歓声があがった時は、思わず心の中でVサインを出しました。

こんな思いでやっています

写真森林を守り活かすために、次代を担う子どもたちに体験を通して楽しく学ぶ機会を提供し、森林の機能や林業について正しい知識を伝えたいと考えています。

浜松市の北部、天竜川の流域には天竜美林と呼ばれる日本有数の人工林が広がっています。それは、先人が植え、育ててきた大切な資源。「植えて育てる→伐って使う→また植える」というサイクルが、今日まで天竜美林を守ってきました。そのことを子供たちに伝えたくて活動を始めました。

実際に人工林の森の中に立つ機会はなかなかありませんが、出前講座でヒノキのいい香りをかいだり、葉っぱに触れたりするだけでも、森林の大切さを知るきっかけになります。

こんな活動をしています

1.森林環境教育
静岡県や浜松市が主催する講座の講師を務め、チェーンソーの実演を交え、森林の成り立ちや森林のもつ機能、定期的に手をいれ森林環境を維持する林業の役割などを伝えています。

  • 森林環境学習講座「森はみんなの宝物」 対象:小学生・中学生
  • 林業体験講座「天竜フォレスト・ガイダンス」 対象:高校生

出前講座に関する問合せ先:浜松市農林業振興課

TEL053-457-2159 E-mail : shinrin@city.hamamatsu.shizuoka.jp

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2.木工体験
実際に木に触れ、木の魅力を知ってもらうため、子どもから大人まで楽しめる活動を行っています。
自由木工、丸太の早切り競争、チェーンソー実演・体験、森林クイズなど。
3.自主勉強会
メンバー個人が参加した研修会等の報告会、メンバー内での技術交流、他の地域への見学といったスキルアップを行っています。
<<委託事業、補助金・助成金事業など>>
  • 浜松市主催事業への講師派遣:H23年出前講座(佐久間中学校、曳馬中学校、新津公民館、二俣高校、天竜林業高校、佐久間高校、春野高校)
  • 静岡県主催事業への講師派遣:H21~23天竜フォレスト・ガイダンス

参加するには。。。

イベントに参加する
詳しくは団体ホームページをご覧ください。
会員になる
林業や木材流通、建築家など、森林や木材を取り扱う「職業」の方ならどなたでも大歓迎です。
詳しくはお問い合わせください。
団体からのメッセージ 
「つなげたい、森の輪、人の和」
スギやヒノキの人工林は、人が手入れをして育て、育った木を伐って、また植える…。人工林にはこの循環が欠かせません。そして、その伐った木を建築部材や木製品に加工し、一般の方々に使ってもらい、木の魅力を感じてもらうことも大切です。森と人をつなげることが、私たちの役割だと考えています。
こんな団体です
活動分野
環境(森林・里山)、林業
活動対象
子ども、青少年、一般
活動地域
浜松市内
設立年
2007年
会員構成
20名
会費
なし
運営スタッフ
10名
代表者名
石河 潤(いしこ じゅん)
連絡先
(Eメール) tenkomori2007@hotmail.co.jp
(ホームページ) http://tenkomori2007.jp/
(2016年8月現在の情報です)