外国人市民の健康のために
浜松外国人医療援助会
(MAF浜松)
外国人の健康な生活を維持するために、年1回ボランティアによる「外国人のため無料健康診断・健康相談会」を開催しています。
はじまりは。。。
1990年に出入国管理法が改正され、浜松周辺で急速に外国人労働者の数が増加しました。しかし、多くの外国人が保険未加入の状態にあり、労働環境が厳しく平日に休めなかったり、言葉の壁から、病院にかかることが難しい状況がありました。
外国人市民の健康のために検診会が必要であるとの機運が高まり、1996年に浜松中ロータリークラブの創立10周年事業に、浜松周辺で外国人の相談援助に携わる「外国人労働者と共に生きる会・浜松(へるすの会)」をはじめとする関係団体が支援体制を組み、多くの医師・歯科医師・医療関係職・通訳などの協力で、第1回「外国人のための無料健康相談と検診会」を実施、1997年にMAF浜松が立ち上がりました。
こんな思いでやっています
外国人にとって医療保障制度に未整備な面があることから、1996年からほぼ毎年検診会を開催してきました。2002年からは、学校保健法の枠外におかれている外国人学校の子どもたちの健診も行っています。
浜松で共生社会をどう実現していくかという議論の深まりに伴い、支援者のネットワークも広がりました。また、看護学生や大学生が多数ボランティアに参加し、多文化共生の学びの場にもなっています。
外国人の健康をめぐる問題は、家族ぐるみの定住化が進むにつれ、多様化しています。検診だけでなく、予防の観点から栄養講座の開催や医療通訳の養成、異常が発見された受診者が遅滞なく二次検診に行けるよう、雇用主への働きかけや地域の医療機関への協力要請などにも、力を注いでいきたいと考えています。
こんな活動をしています
- 1.浜松外国人無料検診事業(1996年~2013年)
- 毎年1回10月に開催しています。2013年は、内科、小児科、婦人科、耳鼻科、レントゲン、尿・血液検査、栄養相談、生活相談等を行い、234人が受診しました。2014年からは検診会は開催していません。
- 2.浜松外国人学校健診事業
- 2002年より、毎年6~9月に浜松市内の外国人学校で、尿、心電図、問診等の学校健診を行っています。2014年は3校380名が受診しました。
- 3.浜松外国人学校栄養教育事業
- 日常の健康管理や疾病予防の観点から、子どもたち対象の栄養講座を市内の外国人学校で行っています。
無料検診会は、浜松赤十字病院、遠州総合病院、社会保険浜松病院を会場にし、全面的な協力をいただいてきました。聖隷事業団には毎回検診車を貸していただいています。(株)遠州予防医学研究所、(株)マストレメディカル、(株)メディックといった医療関係企業にも協力いただきました。医療関係者に加え、通訳、外国人当事者、支援団体、NPO、医大生といった多様な運営委員によって組織、運営されています。
- <<委託事業、補助金・助成金事業など>>
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- 助成金
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- はましん地域振興財団 10,11年、浜松市社会福祉協議会 10,11年、大学女性協会静岡支部 11年(外国人学校健診)
- 自治体国際化協会 10年(外国人市民を対象としたヘルスケアプロジェクト)
- 浜松国際交流協会 07~11年(外国人無料検診、外国人学校健診、EFR人材育成、外国人学校ヘルス・ケア・プロジェクト)
- 補助金
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- 浜松市(外国人無料検診 07~13年、外国人学校健診 07~13年)
参加するには。。。
- 学校健診に参加する
- 医師、通訳などのボランティアがあります。
私達の活動を、より多くの外国人の方々に知ってもらい、健全な生活を享受できるようになってほしいこと。又、外国人が無保険状態でなくなるよう、国や市の行政にも更なる検討と、各種サービスの推進を期待したいところであり、私達も浜松地域での、より良い共生社会の実現のため、医療面を中心に支援してゆきたいと考えます。
こんな団体です。
- 活動分野
- 保健・医療・福祉、社会教育、国際協力、子どもの健全育成
- 活動対象
- 在住外国人、一般
- 活動地域
- 浜松市内
- 設立年
- 1997年6月29日
- 会員構成
- 会員 約300名 医療関係者、通訳、学生など様々
- 運営スタッフ
- 運営委員 13名、顧問 3名、監事 2名
- 代表者名
- 佐々木 忠夫(ささき ただお)
- 連絡先
- (住所)〒430-0942 浜松市中区元浜町214番地 1階 一般社団法人ブリッジハートセンター東海内
(電話) 053-488-4974
(FAX) 053-488-4974
(Eメール) info @mafhamamatsu.com
(ホームページ) http://mafhamamatsu.com/