フィット感が得られる子どもの未来のために
一般社団法人 学而会
学びのいろは
発達障がい、軽度知的障がい、不登校の小中学生向けの学習塾
はじまりは。。。
代表は、夜間定時制高校の教員だったのですが、その時のスクールカウンセラーさんに「9割の生徒が発達障害の疑いがある」といわれました。しかし専門的な協力は得られない状況だったので、教員間で知恵を出し合って取り組んだ経験が、この活動の始まりです。
例えば、こんな支援をしました。すべての教科の授業の初めに配布されるプリントを「プリントを半分にきれいに折る」ということです。手先が不器用なことが原因で、きれいに片づけられない。勉強しようと思ったときに、プリントがぐちゃぐちゃになってやる気が起こらない、というようなことを改善するためです。ただ、やらせるだけではなく、授業の5分間を必ず充て、キチンと来ているか確認したり、やり方が上手でない生徒には折り方の手順も指導したりしました。
これまでパートをしていた子はパートのまま、無職の子は無職のまま卒業していってしまったのですが、そのような工夫などが功を奏して、生徒の様子は激変していきました。
退学者は50%から5%に減り、進路は進学・正社員が0%から90%になりました。
このような経験があって、もっと幼少期や小学生など子どものころから見ていかないといけないのではないかと思い、仕事を辞めて2012年に立ち上げ、今年(2022年現在)で10年になります。
こんな思いでやっています
「学びのいろは」は発達障がい、軽度知的障がい、不登校などの理由で、学習が遅れがちな子どもを対象とした学習塾です。発達に課題があっても、「通常級に異動したい」「高校に進学したい」「就職し、自立して生きていきたい」そうした願いを支えています。今一番力入れているのは軽度知的障がいや境界知能の子どもの支援です。
塾では勉強はもちろんのこと、社会に参画していくときに必要なふるまい方も教えています。
子どもたちが本当に望んでいることは「友達が欲しい」ということではないかと思います。そのニーズと“社会に参画するときに必要なふるまい方”を身に付けておくということは、一見して関係のないことのように思われるかもしれません。でも、「ありがとう」「遅れてすみません」を自然と言えたり、自分の順番を守れたり、プリントをきれいに半分に折るといったふるまい方ができることで、子どもたち同士の輪の中に安心して迎え入れてもらえるようになるようです。そうすると、高校に入ってから友達ができていくんです。それは、生徒にとってうれしい出来事で、学校をやめないし、がんばれる。高校で友達ができると、就職したあと嫌なことがあっても、友達で集まって嫌なことを忘れて「また、明日から頑張ろう!」となります。
また、学習支援の先の「就労」というところまで考えています。企業はこういう人を受け入れるということイメージしているので、もしかしたら厳しく見えるかもしれないけど、ここでの取り組みは1週間に数時間だけなので、その時は生徒に「全力でやろう」と言っています。
代表は「ゆるすぽバドミントン」に事務局としても関わっています。発達障害、不登校児、コミュニケーションや運動が苦手な家族が対象だそうです。こちらでもただバドミントンをするのではなく、バドミントンの動作をきっかけに、コミュニケーションを学んでいます。
毎月1回の活動で、スタッフは14〜15人、毎回20名から30名の参加者があるそうです。毎回、事前に1時間、事後に1時間のミーティングを行い、プログラムの確認や振り返りなどを行っています。
こんな活動をしています
- 学習支援
小学生- 国語・数学(算数)・英語・理科・社会
月〜金 17:00〜19:00
土 16:00〜18:00 - 先生1人に対して、生徒2〜4人まで
- 入学金 11,000円(税込み)初回のみ
- 月謝 20,900円(税込み)45分 × 週2
- 国語・数学(算数)・英語・理科・社会
参加するには。。。
スタッフのアルバイト募集があるときはHPでお知らせしています。
療育手帳(知的障がい)取得者や精神手帳(発達障がい)取得者が全日制高校へ進学、健常者と変わらず学校生活を過ごせることを目指して活動しています。
こんな団体です
- 活動分野
- 子どもの健全育成(子育て)
- 活動対象
- 子ども(小学生・中学生)、障がいのある人(発達障がい・軽度知的障がい)
- 活動地域
- 浜松
- 設立年
- 2012年
- 会員構成
- 2人
- 代表者名
- 寺岡 勝治(てらおか しょうじ)
- 連絡先
-
(電話) 053-453-6801
(Eメール)gakujikai @rx.tnc.ne.jp
(ホームページ)https://manabinoiroha.net/